「29歳、職歴なし、フリーター。転職エージェントなんて自分が使っていいのかな…」そう思っていませんか。その悩み、痛いほどわかります。かつての僕がまさにそうだったからです。

この記事では、29歳までフリーターだった僕・ともふみが、初めて転職エージェントに登録したときのリアルな体験談をお伝えします。「門前払いされるんじゃないか」「怒られるんじゃないか」——そんな不安を抱えている方にこそ、読んでほしい内容です。

そもそも、なぜ29歳フリーターになったのか

僕は大学を卒業してから、就職せずに舞台俳優とロックバンドの活動をしていました。いわゆる「夢追い人」です。アルバイトで食いつなぎながら、舞台に立ち、ライブをやる日々。「いつか芽が出る」と信じていました。

ところが2020年、コロナ禍で舞台もライブもすべて中止。収入はゼロになり、バイト先の飲食店もシフトが激減しました。貯金は数万円。気づけば28歳。「自分には何もない」という現実を突きつけられた瞬間でした。

正直に言うと、しばらくは何もする気が起きませんでした。布団の中でスマホをいじって、求人サイトを開いては閉じる。「未経験歓迎」の文字を見ても、「本当に自分でも大丈夫なのか?」と疑う毎日です。

三十路フリ太郎
三十路フリ太郎

まさに今の自分だ…。職歴なしで転職エージェントなんて、相手にされないんじゃないの?

ともふみ
ともふみ

僕もそう思ってました。でも実際は違ったんです。ここから正直に話しますね。

転職エージェントに登録した日のこと

29歳になった2021年、ようやく「就職しよう」と腹をくくりました。でも、履歴書の書き方すらわからない。面接なんて大学の就活ですらやったことがない。そんな状態で一人で就活するのは無理だと感じて、転職エージェントに頼ることにしました。

登録したのは、フリーターや未経験者の就職支援に強いエージェントです。大手の総合型エージェントだと「職歴がないと求人を紹介してもらえない」という口コミを見ていたので、最初から「未経験・職歴なしOK」を掲げているところを選びました。

登録自体はスマホで5分くらい。名前、年齢、連絡先、簡単な経歴を入力するだけです。「経歴」の欄に書くことがほとんどなくて、手が止まったのを覚えています。「俳優・バンド活動」と書くのが恥ずかしくて、最初は「フリーター」とだけ書きました。

最初の面談で言われたこと【正直キツかった】

登録から2日後、電話がかかってきて面談の日程が決まりました。オンラインでの面談です。

担当のキャリアアドバイザーは30代前半くらいの男性。第一声は「ともふみさん、今までどんなお仕事されてきましたか?」というシンプルな質問でした。

僕は正直に「大学卒業後は俳優とバンドをやっていて、正社員の経験はありません」と伝えました。すると、こう言われました。

「正直に言うと、29歳で職歴なしだと選べる求人は限られます。ただ、ゼロではないです。今動くか、30歳を過ぎてから動くかで選択肢の数はかなり変わります。

これはキツかったけど、同時に目が覚める一言でした。「まだ間に合う」と言ってくれたことが、僕にとっては救いだったんです。

三十路フリ太郎
三十路フリ太郎

怒られたりしなかったの? 説教されそうで怖いんだけど…。

ともふみ
ともふみ

全然怒られなかったです。むしろ「一緒に頑張りましょう」というスタンスでした。エージェント側も、就職させることが仕事ですからね。

エージェントを使って良かったこと・微妙だったこと

良かったこと

  • 履歴書・職務経歴書を一緒に作ってくれた:書くことがないと思っていたけど、アルバイト経験や俳優時代の「コミュニケーション力」「チームでの目標達成」をうまく言語化してくれました。
  • 面接対策が手厚かった:模擬面接を2回やってもらいました。「志望動機が薄い」「声が小さい」など、一人では気づけない指摘をもらえたのは大きかったです。
  • 企業との日程調整を代行してくれた:当時バイトをしながらの就活だったので、スケジュール調整を全部やってくれるのは本当に助かりました。

微妙だったこと

  • 紹介される求人が営業職に偏っていた:未経験・職歴なしだと、どうしても「営業」「販売」「介護」あたりが中心になります。選り好みできる立場じゃないのはわかっていたけど、正直「もっと選びたかった」という気持ちはありました。
  • 担当者との相性がある:最初のエージェントは良かったのですが、別のエージェントに登録したとき、こちらの話をあまり聞かずに求人を押し付けてくる担当者もいました。合わないと思ったら遠慮なく変えていいです。

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結果どうなったか——1社目は半年で辞めた

エージェントを通じて、人材派遣会社の営業職に内定をもらいました。29歳にして、人生初の正社員です。

ただ、正直に言うとこの1社目は約半年で辞めています。テレアポ中心の営業が自分にはどうしても合わなかった。毎日胃が痛くて、朝起き上がるのがつらくなりました。

「せっかく就職できたのに、もう辞めるのか」と自分を責めました。でも今振り返ると、最初の一歩を踏み出したこと自体に意味があったと思っています。なぜなら、「正社員経験あり」になったことで、次の転職活動のハードルがグッと下がったからです。

その後、2社目のインテリア用品会社(年間休日84日のブラック企業)を経て、3社目の介護コンサル、そして現在の新聞記者へと転職を重ねました。1社ずつ、少しずつ、自分に合う仕事に近づいていった感覚です。

29歳フリーターが転職エージェントを使うときの3つのコツ

僕の経験から、これだけは伝えたいことを3つにまとめます。

① 「未経験・フリーター向け」のエージェントを選ぶ

大手の総合型エージェントは、基本的に「正社員経験がある人」向けに設計されています。職歴なしの状態で登録しても、求人を紹介してもらえないケースがあります。最初から「フリーター・未経験OK」を謳っているエージェントに登録しましょう。

② 複数登録して比較する

1社だけだと、担当者との相性や紹介求人の偏りに気づけません。最低2〜3社は登録して、自分に合うところをメインにするのがおすすめです。登録は全部無料なので、お金の心配は不要です。

③ 最初の1社に完璧を求めない

これが一番大事かもしれません。「最初の就職先で人生が決まる」と思い込むと、動けなくなります。僕のように1社目を半年で辞めても、ちゃんと次に進めます。まずは「正社員経験をつくる」ことを最優先にしてください。

ともふみ
ともふみ

ここ、めちゃくちゃ大事です。完璧な1社目を探して動けないより、70点の会社でもまず飛び込む方がキャリアは前に進みます。

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まとめ:29歳フリーターでも、転職エージェントは使える

最後にお伝えしたいのは、「29歳・職歴なし・フリーター」でも転職エージェントは使えるし、ちゃんと就職できるということです。

僕自身がそうでした。門前払いされることもなく、履歴書の書き方から面接対策まで、無料でサポートしてもらえました。

もちろん、最初からうまくいったわけではありません。1社目は半年で辞めたし、2社目はブラック企業でした。でも、あのとき一歩踏み出していなかったら、今こうして月給30万円をもらいながら記者として働く自分はいません。

難しく考える必要はないです。スマホで5分、登録するだけ。それだけで「自分には何もない」と思っていた日常が少しずつ変わり始めます。

ともふみ
ともふみ