三十路フリ太郎
三十路フリ太郎

ところで新聞記者って未経験でもなれるの?

ともふみ
ともふみ

もちろんなれるよ!会社にとってまちまちだけど、新聞記者の経験者がそもそも多くないからね。

三十路フリ太郎
三十路フリ太郎

とはいえ、文章力が必要でしょ?

ともふみ
ともふみ

もちろん必要だけど、それは後からでも身につけられる。本当に必要なのは、営業力と「調べる力」だろうね。

 

アラサーフリーターから紆余曲折を経て新聞記者になったのですが、私がどのようにして新聞記者になったのか。また、どのようなアプローチで新聞記者になったのか。

意外と万人にオススメできるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

業界紙の新聞記者とはどんな仕事なのか

新聞記者と聞くと、読売新聞や日経新聞など一般紙を思い浮かべる人が多いですが、実際には業界特化型の「業界紙」が幅広い産業で発行されています。

建設、物流、食品、美容、IT、環境など、さまざまな業界に特化しており、その業界の企業や行政、研究機関の動きを専門的に取材します。

業界の専門誌って、かなりニッチなジャンルがあったります。
メジャーどころで言うと、物流の専門誌や建設の専門誌、繊維関係の専門誌などがあります。

中には「スクラップ」を専門に扱う業界紙もあります。
スクラップというのは、ビルの解体などで発生する「鉄屑」のことですね。それだけを専門に追いかける媒体が成り立つほど、業界紙の世界は細かく分かれています。

業界紙の記者は、広く浅くではなく「深く、濃い情報」を追いかけるのが特徴です。現場に足を運び、最新のトレンドや課題を把握し、業界人が本当に必要としている情報を記事にしていきます。

読者の多くがその業界で働く人なので、読者との距離が近い仕事でもあります。

フリーターから記者になれた理由

私は29歳まで就職せず、舞台とバンドをしながらフリーターをしていました。29歳で就活を始めて、営業職を2社、Webマーケティングの仕事を1社経験し、33歳のとき、記者経験ゼロで業界紙に入社しました。

選考そのものは、筆記試験などのない普通の面接でした。ただ、後から聞いた話では、面接で見られていたのは次の2点だったそうです。

・どれだけ会社のことを調べてきているか(事前のリサーチ)
・会話の中から、どれだけ質問を生み出せるか(その場の質問力)

これは、記者の仕事である「取材」に必要な力そのものです。事前に調べ、相手の話を聞き、その場で次の質問を出す。業界紙の記者は、派手なトークスキルよりも、こうした下調べと聞く力が大事にされる仕事だと感じています。専門知識は入社後に身につけていけば大丈夫です。

業界紙の最大の魅力は「業界トップと直接つながる」こと

業界紙で働く大きな魅力の一つが、一般の会社員では絶対に会えないような業界トップの経営者と直接会い、話ができることです。これは専門紙ならではの特権と言っていいレベルの強みです。

業界紙は読者が「業界関係者」であるため、企業側も記者を重要なパートナーとして扱います。
結果として、以下のような機会が日常的に生まれます。

・大手企業の社長インタビュー
・キーパーソンや役員との個別取材
・専門イベントや講演会への特別参加
・新規プロジェクトや技術発表への招待

私自身、記者として大手企業の社長や役員に取材しています。フリーター時代には考えられなかった仕事です。

読者が知りたい一次情報を直接取れるのは、業界紙の記者だからこそできることです。

記者の仕事で身につく力は、ブログ・Webライターとも相性が良い

業界紙の記者の仕事は、ブログやWebライティングと重なる部分が多いです。理由はシンプルで、記者の仕事そのものが「情報を集めて整理し、文章にして価値に変える」作業だからです。

たとえば、次のような力は文章の仕事全般に活かせます。

・逆三角形の構成で読みやすい文章を書く癖が自然につく
・一次情報を扱えるので、記事のオリジナリティが高くなる
・専門家や企業の声を記事に盛り込めるため信頼性が上がる
・情報収集力と編集力が鍛えられ、SEO記事にも応用できる
・専門紙の取材経験自体が「権威性(E-E-A-T)」として評価される

ただし、会社によっては副業が禁止されていることもあります。記者の経験を副業に活かしたいなら、入社前に就業規則を確認しておきましょう。

未経験から業界紙の記者になるためのステップ

ステップ1:業界紙を知り、どんな分野に興味があるか考える

興味、経験がある業界があれば望ましいですが、最初は知識ゼロでも問題ありません。
私自身も、新聞記者の経験ゼロで入社しました。

そのかわり、志望する会社のことは徹底的に調べておきましょう。先ほど書いたとおり、私が後から聞いた話でも、面接で見られていたのは「どれだけ会社のことを調べてきているか」でした。下調べそのものが、記者としての適性を示す材料になります。

ステップ2:求められるスキルを理解する

話を聞き、情報を整理する力があれば十分です。特別な文章力や業界知識は不要です。

加えて、営業の力が役に立つ場面も多いです。

取材は、相手にアポを取るところから始まります。私の仕事も、中心はアポ取りです。相手に時間をもらうところは、営業とよく似ています。
また、業界紙は購読料のほかに広告収入で成り立っているところも多く、記者が広告の営業を兼ねる会社もあります。

ステップ3:未経験可の求人を探す

一般紙(全国紙など)は、中途の求人がほとんど出ません。私が業界紙を受けたのも、一般紙に中途の求人がなかったからです。

業界紙は社名の知名度が低いため、「新聞記者」で探すだけでは見落としがちです。求人サイトで「業界紙」「専門紙」「記者 未経験」などの言葉でも探してみてください。新聞記者の経験者はもともと多くないので、未経験可の求人も珍しくありません。

ステップ4:簡単な文章サンプルを準備する

会社によっては、作文や簡単な原稿を求められることもあるようです。私のときは普通の面接だけでしたが、念のため、過去に書いた文章があればすぐ出せるようにしておくと安心です。

ステップ5:入社後に徹底的に現場へ行く

現場で学ぶことで、知識も信頼関係も自然と身につきます。

記者のキャリアは人生を変える

29歳まで職歴ゼロのフリーターだった私が、いまは記者として大手企業の社長や役員に取材しています。業界紙は、未経験からでも入口がある仕事です。

書くことが好きな人、人の話を聞くのが苦にならない人には、選択肢のひとつとして知っておいてほしい仕事です。

ひとりで求人を探すのが大変なら、就職・転職の相談先を使う方法もあります。業界紙・専門紙の求人を扱っているかどうかは、面談で直接聞いてみてください。

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