面接で何を話せばいいか分からない。志望動機も自己PRも、なんだか薄っぺらい気がする――そんな不安を抱えていませんか?私も29歳でフリーターから初めて就活したとき、まったく同じ悩みを持っていました。
今回は、私が何度も面接で失敗して学んだ「面接で本当に必要な視点」についてお話しします。結論から言うと、面接で必要なのは「他者目線」です。採用する側の気持ちを考えることで、面接での伝え方がガラッと変わります。

他者目線って、具体的にどういうこと?

「この人を採用したらどんな良いことがあるか?」を面接官に伝えることです。詳しく説明しますね。
採用する側の気持ちを考えてみよう
面接で失敗を繰り返していた頃の私は、完全に自分目線でした。「この会社で働きたい」「成長したい」「安定したい」――そんな自分の希望ばかりを口にしていました。
でも、冷静に考えてみてください。面接官は慈善事業で採用活動をしているわけではありません。会社にとって利益をもたらす人材を探しているんです。
私が初めてこの視点に気づいたのは、人材派遣会社で営業をしていたときでした。派遣先の企業担当者と話すとき、相手が求めているのは「すぐに戦力になる人」「問題を解決してくれる人」でした。当たり前ですよね。でも、自分が求職者の立場になると、その視点をすっかり忘れていたんです。
- 面接官は「この人を採用したら会社にどんなメリットがあるか」を知りたい
- 「成長したい」「勉強したい」という姿勢だけでは弱い
- 「自分が会社に何を提供できるか」を具体的に伝える必要がある
この視点を持つだけで、面接での話し方がまったく変わります。次からは、私が実際にやらかした失敗例を3つ紹介します。
採用担当者が本当に重視しているポイントについては、採用で最も重視されるのは「企業理念への共感」だった。新聞記者が人事担当者に聞いたリアルな声も参考にしてみてください。
面接でやってはいけないこと①:採用条件から入らない
「給料はいくらですか?」「残業は月どれくらいですか?」「年間休日は何日ですか?」――面接で条件を確認すること自体は、まったく悪いことではありません。むしろ、確認しないで入社して後悔するほうが問題です。
私も2社目のインテリア用品会社に入社したとき、年間休日をきちんと確認しなかった結果、年間休日84日というブラック企業に2年半も勤めることになりました。だから条件確認の重要性は痛いほどわかっています。
でも、いきなり条件から入るのはNGです。
普通に考えてみてください。初対面の人に「あなたと付き合ったら、どんなメリットがありますか?」といきなり聞かれたら、どう思いますか?ちょっと引きますよね。面接も同じです。

じゃあ、いつ聞けばいいの?

面接の最後、「何か質問はありますか?」と聞かれたタイミングで確認しましょう。
大切なのは順番です。まずは「自分が会社に何を提供できるか」を伝える。そのうえで、働く条件を確認する。これが自然な流れです。
対価は、与えた利益によって得られるもの。これを忘れてはいけません。報酬や条件ばかり求めてくる人と、一緒に働きたいと思う人はいません。
なお、ホワイト企業を見極めるポイントについては、【取材記事】リクルートの専門家に聞いた ホワイト企業の確率が高い求人の見抜き方!新聞記者の視点で徹底解説で詳しく解説しています。
こちらの記事もどうぞ:年間休日84日だった僕が、125日になって人生が変わった話
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面接でやってはいけないこと②:「勉強させていただきたい」は絶対NG
「御社で勉強させていただきたいです」――これ、私も初めての面接でまんまと言ってしまいました。なんとなく謙虚でいい感じの表現だと思っていたんです。
でも、これは完全にアウトです。
会社は利益を生み出す場所であって、勉強する場所ではありません。もちろん、働きながら学ぶことはたくさんあります。スキルアップも大事です。でも「勉強させてほしい」というスタンスで面接に臨むのは、採用側からすると「この人、うちでお金もらいながら勉強したいだけ?」と思われてしまいます。
考えてみてください。本来、勉強を教えてくれる学校やセミナーはお金を払って行く場所ですよね。逆に会社は、あなたのスキルや労働力に対してお金を払う場所です。お金をもらって勉強はできないんです。
では、どう言い換えればいいのか?
- 「これまでの経験を活かして、〇〇の業務で貢献したいです」
- 「不足しているスキルは自主的に学びながら、早く戦力になれるよう努めます」
- 「△△の経験を通じて、御社の××プロジェクトに貢献できると考えています」
このように、「自分が何をできるか」を先に示すことが大切です。学ぶ姿勢を持つのは当然ですが、それを前面に出すのは避けましょう。
未経験からの転職で不安がある方は、未経験歓迎って本当?向いている人・向いていない人の特徴と体験談も参考になります。
面接でやってはいけないこと③:「御社が好きで働きたい」は弱い
「御社の理念に共感しました」「この業界で働くのが夢でした」「御社の商品が大好きです」――こういった志望動機、ダメとは言いません。でも、これだけでは弱いんです。
なぜなら、面接官が本当に知りたいのは「で、あなたは何ができるの?」ということだからです。
私が3社目の介護福祉業界のコンサルタントに応募したとき、最初は「高齢者支援に興味があります」という漠然とした志望動機でした。でも、それでは全然響かなかったんです。
そこで考え方を変えました。「この会社で自分は何ができるのか」「会社にどのような利益をもたらすのか」を具体的に伝える方向にシフトしたんです。
具体的には、こんな感じです:
- 「前職の営業経験を活かして、新規クライアント開拓で貢献できます」
- 「人材派遣の経験から、スタッフ管理やマッチング業務に強みがあります」
- 「舞台俳優として培ったプレゼンテーション力を、研修講師として発揮できます」
つまり、自分のスキルや経験をどの業務に活かし、その結果会社がどのように良くなるのかを明確に伝えることが大事なんです。

ここ、めちゃくちゃ大事なので聞いてください。これが「企業研究」であり「自己理解」につながります。
企業研究とは、ただ会社のホームページを見ることではありません。「この会社は何に困っていて、自分のどんなスキルがそれを解決できるか」を考えることです。自己理解とは、「自分は何ができて、それをどう活かせるか」を言語化することです。
この2つができれば、面接での受け答えはグッと具体的になります。
他者目線を持つための3ステップ
ここまで読んで「理屈はわかったけど、実際どうやればいいの?」と思ったかもしれません。私が実践した3ステップを紹介します。
ステップ1:企業のニーズを調べる
まず、応募する会社が「どんな課題を抱えているか」「どんな人材を求めているか」を調べます。求人票をしっかり読み込むのはもちろん、企業のホームページや業界ニュースもチェックします。余裕があれば、SNSで社員の発信を見るのも有効です。
ステップ2:自分の経験・スキルを棚卸しする
次に、自分のこれまでの経験を書き出します。正社員経験がなくても大丈夫。アルバイト、バンド活動、舞台俳優、何でもいいんです。そこで「どんな工夫をしたか」「どんな成果を出したか」を具体的に思い出します。
ステップ3:マッチングポイントを言語化する
最後に、企業のニーズと自分のスキルをつなげます。「私の〇〇という経験を、御社の△△業務で活かせます」という形で言語化します。これが志望動機や自己PRの土台になります。
この3ステップをやるだけで、面接での話し方がまったく変わります。私も最初は時間がかかりましたが、慣れればスムーズにできるようになりました。
私が29歳アラサーフリーターから正社員になり3年で平均年収を超えるまでの経緯も、この考え方がベースになっています。
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まとめ:面接は「相手に与えるもの」を伝える場
面接で必要なのは、他者目線です。採用する側の気持ちを考え、「自分が会社に何を提供できるか」を具体的に伝えることが大切です。
やってはいけないことを改めてまとめます:
- 採用条件をいきなり聞かない(面接の最後に確認する)
- 「勉強させていただきたい」は言わない(会社は利益を生む場所)
- 「御社が好き」だけでは弱い(自分が何をできるかを伝える)
私も29歳フリーターから就活を始めたとき、何度も面接で失敗しました。でも、この「他者目線」を意識するようになってから、手応えが変わったんです。今では業界紙の新聞記者として働けています。

難しく考えなくていいです。まずは「この会社は何を求めているか?」を考えることから始めてみましょう。
あなたにも必ずできます。応援しています。
転職活動に不安がある方は、フリーター向け転職エージェントおすすめ3選!私が選んだ基準も!もチェックしてみてください。




